懐かしい味
子供のころさばのなまり節とナスの煮物を母が良く作ってくれました。
こんな上品なものではなくて、頭を落として内蔵を抜いたさばがまるごとスモークされたものでした。勿論味なんてついてないものです。
それをぶつ切りにして大量の茄子と一緒に煮込む。
なんか美味しいのか不味いのか良くわからない微妙な味でしたが、頻繁に食卓に上りました。
さばの照り焼きスモークが物産展で売っていました。
早速購入。
照り焼きになっているのでそのままでも食べられます。
でも、なすと一緒に煮込むつもりです。
以前弟が来たときに作ったのですが、なまり節が無くて、この照り焼きスモークを使いました。
照り焼きの味がついているからか、母が作ってくれたものより美味しいと思いました。
私と弟にとっては懐かしいお袋の味です。
夫はあまり好きではないようでしたが、弟嫁は「美味しい、作り方を教えて」と言っていたので、レシピと一緒に送りました。
母は料理がへたでした。
料理には砂糖を使わない。みりんもほとんど使わない。
砂糖の入った煮物は自分が食べられないので、作らない母でした。
醤油と出汁だけの煮しめ、旨煮もほとんど味がしない。ごぼうの味とか人参の味がはっきりわかる。
魚の煮付けは出汁を使わず水に酒と醤油で味付け、だからしょっぱいだけ。
父が料理上手なので、よく父の手料理も食べました。
父は料理に砂糖を使う。そうすると母は食べられない。
だから母は自分で作る。
同じものでも父の作ったものと母の作ったものは全く味が違う。
だから私達姉弟には、お袋の味と親父の味があるのです。
共通するものは、玉子焼き。両親とも甘くしてました、極甘、伊達巻くらい甘い。
あと、お赤飯は甘納豆入りで、これも甘い。
アー、甘納豆のお赤飯が食べたくなった。
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